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審美歯科

審美歯科とは

審美歯科は虫歯を治すことだけでなく、見た目の美しさと歯の健康を両立した治療といえます。
また審美歯科で多く使用するセラミックなどの歯科素材は、銀歯などの従来の素材よりも体に負担をかけない、虫歯が再発しにくいという特徴もあります。美しさと健康に興味のある方はぜひお気軽にご相談ください。

当院で行っている審美歯科

銀歯とセラミックの詰め物の交換

虫歯の治療の流れは同じですが、削った部分に銀歯の詰め物ではなく、セラミックでできた白い詰め物を入れます。
すでに銀歯を詰めている歯は、その銀歯を取り除いてセラミックでできた詰め物と交換することで白い歯を手に入れることができます。

セラミックと銀歯の違い

歯科治療で使われている銀歯は安価で強度が強いなどの利点があります。
しかし、二次カリエス(虫歯の再発)のリスクが高く、再治療になりやすいこと、金属アレルギーを引き起こす可能性があること、長期間使用することで歯ぐきや口の粘膜に金属イオンが沈着して歯ぐきが黒ずんだりするという問題もあります。 この点、セラミックは金属アレルギーの不安がなく人体に優しい素材です。
また、審美歯科で用いられるセラミックは天然の歯に近い透明感や艶があります。前歯でも天然の歯との区別がつきにくく、変色がほとんどしないため長く美しさを保つことが可能です。

色調や形態を美しくするためのセラミック治療

歯の色あいや形状は、対面する人の印象を大きく左右します。そのため、「銀歯が目立つことが気になる」、「一部だけ歯の形が小さく感じる」という方は少なくないでしょう。そんなとき、当院がおすすめしているのがセラミック治療です。セラミックは自然で美しい仕上がりを特徴としていますし、形を整えられる他変色も少ないので長く美しさを維持できるメリットがあります。

治療の留意点

  • 残存歯の状況によっては施術が困難な場合がある
  • 術後に疼痛等生じる場合がある
  • 長期使用で脱離等起こる場合がある
通院回数 3~5回
治療期間 約3~5週間
費用 1歯:86,000円~121,000円(税込)
※希望の色調により費用が変わります

歯の色調や形を整えるラミネートベニア修復

ラミネートべニアとは、薄いセラミックでできた歯のつけ爪のようなものです。歯の表面を少し削り、その表面にラミネートべニアをつけることで、歯と歯の隙間を埋めたり歯の形を揃えたりすることができます。 歯を削る部分が少ないため歯への負担が少ないメリットがあります。

治療の留意点

  • 残存歯の状況によっては施術が困難な場合がある
  • 術後に疼痛等生じる場合がある
  • 長期使用で脱離等起こる場合がある
通院回数 3,4回
治療期間 約3,4週間
費用 1歯:円66,000円~88,000円(税込)
※希望の色調により費用が変わります

保険の詰め物・被せ物

詰め物

コンポジットレジン

コンポジットレジンとは、詰め物などに使用するプラスチック素材です。虫歯などで歯を削った部分に、チューブから直接ペースト状のコンポジットレジンを盛り付けて、専用の光を照射すれば治療が完了するので、手早く治療ができる利点があります。

CAD/CAMインレー

光学スキャナで3Dデータを取得し、コンピューター上で設計して、専用設備で詰め物を作ります。素材にはセラミックとプラスチックを混合したものを使用するので、白く違和感が少ない傾向にあります。

銀合金

一般に銀歯と言われるもので、専門的には金銀パラジウム合金と呼ばれています。健康保険が適用できるので、治療費を抑えることができます。一方、金属アレルギーがある方には適用できない素材でもあります。

被せ物

CAD/CAM冠

光学スキャナで3Dデータを取得し、コンピューター上で設計して、専用設備で被せ物を作ります。素材にはセラミックとプラスチックを混合したものを使用するので、白く違和感が少ない素材です。

銀合金

インレーと同様にクラウンでも銀歯と言われる素材があります。こちらも健康保険が適用できるので、治療費を抑えることができます。金属アレルギーがある方には適応できません

自費の詰め物・被せ物

詰め物

セラミックインレー

金属を使用せずセラミックのみで作られています。見た目の透明感や白さは天然歯に近く、高い耐久性により長期間の使用も可能です。 また、汚れにも強く、金属アレルギーの心配もありません。

Merit

  • 見た目が良く強度がある
  • プラークがつきにくい
  • 天然歯の美しさを再現できる
  • 金属アレルギーの心配が無い

Demerit

  • 保険が適用できないため自費診療となる
  • 術後痛が出る可能性、染みる症状が出る可能性がある
  • 稀に割れることがある
通院回数 約2,3回
治療期間 約2,3週間
費用 1歯:49,500円(税込)

ゴールドインレー

審美治療で使用するゴールドは、いわゆる18金と呼ばれる金合金です。白い素材ではないので外観的な違和感は多少伴いますが、錆などの劣化もほとんどなく、金属アレルギーのリスクが少ないなどメリットが多数あります。

Merit

  • 適合性が良く虫歯の再発が少ない
  • 割れることがほとんど無い
  • 銀歯と比較し金属アレルギーになりづらい

Demerit

  • 保険が適用できないため自費診療となる
  • 術後痛が出る可能性、染みる症状が出る可能性がある
  • 審美性に劣る(銀歯と比較すると目立ちづらい)
通院回数 約2,3回
治療期間 約2,3週間
費用 1歯:60,500円(税込)

被せ物

オールセラミッククラウン

セラミックのみで作る被せ物です。透明感があるうえに、細かい調色もできるので周囲の歯との違和感なく、美しい特徴があります。また変色がなく耐久性も良いので、長期使用が可能ですし、金属アレルギーの心配もありません。

Merit

  • 見た目が良く強度がある
  • プラークがつきにくい
  • 天然歯の美しさを再現できる
  • 金属アレルギーの心配が無い

Demerit

  • 保険が適用できないため自費診療となる
  • 術後痛が出る可能性、染みる症状が出る可能性がある
  • 歯ぎしりが強い方には不向きな場合がある
通院回数 約2,3回
治療期間 約2,3週間
費用 1歯:55,000円~66,000円(税込)

ジルコニアプレミアム

ジルコニアは腐食に強く、耐久性に優れています。
ジルコニアプレミアムは色を調整することで、天然の歯と調和する自然な美しさに仕上げたものです。

Merit

  • 審美性、強度共にとても良い
  • プラークがつきにくい
  • 変色が少なく天然歯の美しさを保てる
  • 歯ぎしりなどの強い方にも対応可能
  • 歯肉の変色がない

Demerit

  • 保険が適用できないため自費診療となる
  • 調整が難しく、割れた場合は再治療が必要
通院回数 約2,3回
治療期間 約2,3週間
費用 1歯:88,000円~121,000円(税込)

ジルコニアクラウン

従来のセラミックは強度の観点から奥歯に使用することが困難でしたが、ジルコニアならば問題ありません。生体親和性にも優れていることから、医療の分野では人工関節にも使われているほどです。

Merit

  • 白色であり変色が無い
  • 強度はとても良い
  • 歯ぎしりの強い方にも対応可能
  • 歯肉の変色が無い

Demerit

  • 保険が適用できないため自費診療となる
  • 白く審美性はあるが、他の審美クラウンに比較すると劣る
通院回数 約2,3回
治療期間 約2,3週間
費用 1歯:66,000円(税込)

ゴールドクラウン

18金の金合金です。審美性に劣るため、奥歯に使用することが多いです。劣化が少なく、金属成分が溶けだして歯ぐきが黒ずむこともありません。

Merit

  • 適度な柔らかみがあり歯に優しい
  • 歯ぎしりの強い方にも対応可能
  • 適合性が良く虫歯の再発が少ない

Demerit

  • 保険が適用できないため自費診療となる
  • 審美性に劣る(銀歯と比較すると目立ちづらい)
通院回数 約2,3回
治療期間 約2,3週間
費用 1歯:88,000円(税込)

セラミック素材について

歯科素材の中で、ジルコニアプレミアムとジルコニアクラウンの違いが気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
2つの違いは美しさにあります。ジルコニアクラウンは素材そのままの状態で艶がありますが、本来の歯の自然さには及びません。一方のジルコニアプレミアムは色を調整することで、天然の歯と調和する自然な美しさに仕上げたものです。 そのため、ジルコニアプレミアムは前歯などの目立つ部分にも使用し、比較的目立たない奥歯はジルコニアクラウンにするという使い分けも良いかもしれません。
ちなみに、メタルボンドは金属の核にセラミックをコーティングしたもの。審美面にも優れているものの、オールセラミックやジルコニアの美しさには劣る素材です。

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