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“白いブリッジ”が保険適用 他のブリッジとの比較

この記事のポイント!
- 2026年6月1日から、「CAD/CAMブリッジ」が新たに健康保険の対象になりました。
- 材料は、国内の歯科材料メーカーが開発した、国産の強化レジンです。
- 金属を使わない白い材料なので、見た目が白く、金属アレルギーの心配がありません。
- ただし適用できる歯には条件があり、すべての欠損に使えるわけではありません。まずは歯科医院でご相談ください。
歯が1本抜けてしまった部分を補う「ブリッジ」。これまで保険のブリッジは銀歯(金属)が中心で、「白くしたいけれど自費のセラミックは費用が高い…」と悩む方が多くいらっしゃいました。
そんな中、2026年6月から新しい選択肢が加わりました。それが、保険が使える白いブリッジ「CAD/CAMブリッジ」です。この記事では、よくいただくご質問にQ&A形式でお答えします。
Q1. CAD/CAMブリッジとは何ですか?
A. コンピューター(CAD/CAM)で設計・加工する、金属を使わない白いブリッジのことです。
ブリッジとは、歯が抜けた部分の両隣の歯を支えにして、橋(ブリッジ)をかけるように人工の歯を連結して補う治療です。
従来の保険のブリッジは金属を使うことが一般的でしたが、CAD/CAMブリッジは歯科用のレジン(樹脂)ブロックをコンピューター制御で削り出して作る、白い材料のブリッジです。2026年6月1日に、日本で新たに健康保険の対象として収載されました。
Q2. 銀歯のブリッジと比べて、何が良いのですか?
A. 大きく分けて「見た目」「金属アレルギー」「費用」の3つのメリットがあります。
- 見た目が白い:白い材料なので、笑ったときに銀色が目立ちません。
- 金属アレルギーの心配がない:金属を使わない「メタルフリー」のため、金属アレルギーが気になる方にも選択肢になります。
- 費用を抑えやすい:健康保険が使えるため、白いブリッジをご希望の場合でも、自費のセラミックブリッジと比べて費用負担を抑えられます。
※実際の費用は、お口の状態・歯の本数・窓口負担割合によって異なります。正確な金額は診察時にご案内します。
Q3. 強度や耐久性は大丈夫ですか?割れませんか?
A. ガラスファイバーで補強して強度を高めていますが、注意点もあります。
レジン系の材料は金属やセラミックと性質が異なるため、長く快適に使うには、装着後の噛み合わせの調整や定期的なメンテナンスが大切です。適応の可否は歯科医師が個別に判断します。
なお、噛み合わせが強い方や、歯ぎしり・食いしばりのある方は注意が必要です。レジン系のCAD/CAMブリッジは、こうした強い力がかかると割れ・欠け・すり減りが起こりやすいため、噛む力の大きい方には、より丈夫な自費のセラミックブリッジなどが適している場合があります。噛み合わせの状態によって向いている選択肢が変わりますので、診察の際にご確認ください。
Q4. 保険なので費用はどのくらいですか?
A. 保険点数に基づいて計算されるため、自費のセラミックブリッジよりは費用を抑えられます。
CAD/CAMブリッジは保険診療として算定され、材料も保険で定められた価格が設定されています。実際の窓口でのお支払いは、保険の負担割合(1〜3割)や、支えとなる歯の状態・本数によって変わります。
具体的な金額は診察のうえでご説明します。「銀歯は避けたいけれど、自費は予算的に難しい」という方は、一度ご相談ください。
Q5. 銀歯・自費セラミックと比べたメリット・デメリットは?
A. ブリッジには「保険の白いブリッジ」「銀歯」「自費のセラミック」があり、それぞれに長所と短所があります。
どれが最適かはお口の状態やご希望によって変わります。3つのブリッジを整理すると、次のとおりです。
■ CAD/CAMブリッジ(今回の新しい保険の白いブリッジ)
- メリット:保険が使えて白い/金属を使わずアレルギーの心配が少ない/生きた歯にも適用しやすい
- デメリット:適用部位に条件がある(対象外の欠損も多い)/歯を削る量が多い/セラミックより寿命が短く作り替えが必要になりやすい/汚れ(プラーク)が付きやすく変色・すり減りが起こりやすい/レジン系のため強い噛む力・歯ぎしりでは割れ・欠けに注意
■ 銀歯(金属)のブリッジ
- メリット:保険が使える/強度が高く、幅広い部位に対応できる
- デメリット:銀色が目立つ/金属アレルギーの可能性がある/年月とともに歯ぐきが黒ずむことがある
■ 自費のセラミックブリッジ
- メリット:見た目が最も自然で白さが長持ちし変色しにくい/すり減りにくく耐久性が高い/汚れ(プラーク)が付きにくく清潔を保ちやすい/部位の制約が少なく前歯にも対応
- デメリット:自費のため費用がかかる
見た目の美しさ・長持ち・清潔さを重視される方には自費のセラミックブリッジ、まずは費用を抑えて白くしたいという方には保険のCAD/CAMブリッジが向いています。当院では、これらを比較しながら患者様に合った治療をご提案しています。
Q6. 治療を受けたいのですが、どうすればよいですか
A. まずは歯科医院で、対象になるかどうかの確認からはじめましょう。
CAD/CAMブリッジは保険適用に条件があるため、すべての方・すべての歯に使えるわけではありません。お口の状態を拝見し、レントゲンや噛み合わせを確認したうえで、CAD/CAMブリッジが適しているか、あるいは他の治療(インプラント・自費のセラミックなど)が適しているかを一緒に考えていきます。
当院(名古屋市中村区)では、患者様のお口全体のバランスを踏まえ、それぞれの選択肢のメリット・デメリットを丁寧にご説明しています。「奥歯の白いブリッジが気になる」という方は、お気軽にご相談ください。
まとめ
2026年6月から、保険で白いブリッジ「CAD/CAMブリッジ」が可能になりました。国産の新しい材料が支えるこの選択肢は、「奥歯を白くしたいけれど費用が心配」という方にとって心強いものです。ただし適用には条件があるため、まずはお気軽に歯科医院までご相談ください。
※本記事は2026年7月時点の情報にもとづく一般的な解説です。保険適用の要件や取り扱いは今後変更される場合があります。治療の可否・費用は診察により個別に判断されます。

